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大した特徴もないむしろ必要最初限の物しかない部屋。
そんな部屋の窓の外は綺麗に晴れ渡り小鳥達のさえずりが聞こえてくる。
そこで少女が目を覚ました。
「目は覚めたか」
ベットの側には銀髪の青年がいた。
「どこか体の調子が悪いところはあるか?」
青年は少女を心配して話しかける。
しかし少女は初めて見る部屋に辺りを見回してばかりで目も合わせようとしない。
だがそれは驚きと言うよりは好奇心から見ているようで目がいきいきとしている。
「まあ、その様子じゃあ平気そうだな」
青年は立ち上がりキッチンに行くとコーヒーを入れて戻ってくる。
ここで青年はあることに気付く。
今まで少女と思っていたが歳は20ぐらいで小柄だが少女と言うには少し大人びているように見える。
何より特徴的なのは瞳と同じ黄緑色の髪である。
元からの色にしては不自然だが髪をこんなに染めるようには見えなかった。
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