始まりの日『秘密』

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「きゃぁぁぁあ!!!」 中にいた女の子の1人が外の光に気付いたのか大声で叫んだ…   耳を塞ぐ。 カリン・?「あ…!」   私たちは黙った‥ 「この状況…どうしよう…」   私なら大丈夫‥って訳でも…ないな!‥うん!!けど…この人…     中にいた二人の女の子が こちらを見た。 「あ~ら」   ?「…?雪那(ゆきな)またこんなところで…」   叫んだ女の子は私の脇をすり抜け去っていった…   なにがなんだか分からない…   私は口を開けたまま…突っ立っていた…。   なんでこの人たち…普通なの?なに?この人たち…知り合いなの?   でも…あれ?この人も…どこかで… ?「荷物…」   この人の一言でハッと我にかえる…   カリン「ぁぁあ…はいっ!!…」   うっわぁー見られてる…   荷物を置いた瞬間だった。   ドンッ…   ??「貴女名前は?」   中にいた女の人が私に話しかけてきた。   カリン「わ…わた…私‥大嶋華吝(オオシマカリン)です!!」   私は心臓が爆発しそうだった…だって…やっと思い出したんだもん。   レン「可愛い反応ね。私、雪那漣(ユウキナレン)よ」クスッ 漣は頬杖つきながらクスックスッと笑った。 ケイ「あ…私は憂生螢(ユウキケイ)だよ」ニコッ   螢は先程と同じ…ほんとの笑顔でない微笑みだった。 カリン「雪那お姉さまと憂生お姉さま…」   この学園の誰もが愛する…お姉さま方…   レン「ねぇ?貴女…私の妹にならない?」クスッ カリン「はい…?」   なにを言われたのか理解出来ない…   レン「今日から貴女は私の妹よ!か・り・んっ♪」   なにかを企むような笑顔で雪那お姉さまは言った。
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