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なかなか寝る事は
できなかったがいつも通り
目覚ましがなった
俺は制服に着替えて
居間で両親と顔を合わせた
額に書かれた9の数字
やはり現実なんだと痛感した
両親はずっと寝ないで
テレビを見ていたようだ
「おはよ朝ご飯は?」
いつも通り振る舞う母親
「ゴメン、いらね」
俺は数字を隠すように
帽子を深く被り玄関で
靴を履いていた
「大地!」
母親が呼びとめた
「何?」
「ジャンケンしちゃ駄目だよ」
「・・・わかってるよ」
俺は少しウザそうに
学校へ登校していった
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