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「香織、お父さんの数字を
貰ってくれ」
香織の父親が手を当てようと
したが香織は払いのけた
「いらないから!
先にいなくなったら
淋しいでしょ?」
「香織、悪かった」
父親が謝っていた
この父親がいたら大丈夫か
「香織、外に出るなよ
また来るから」
「大地、どこ行く気?」
「シロの家に行ってくる」
「え?無茶だよ、遠いでしょ?」
「大丈夫だよ」
俺が出ようとすると
香織の父親が呼び止めた
「大地君は中型免許持ってるよな?」
「はい、バイクはないですけど」
「ワシのバイク使えよ」
父親はそう言ってガレージに向かった
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