3日目-赤鬼-

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「香織、お父さんの数字を 貰ってくれ」 香織の父親が手を当てようと したが香織は払いのけた 「いらないから! 先にいなくなったら 淋しいでしょ?」 「香織、悪かった」 父親が謝っていた この父親がいたら大丈夫か 「香織、外に出るなよ また来るから」 「大地、どこ行く気?」 「シロの家に行ってくる」 「え?無茶だよ、遠いでしょ?」 「大丈夫だよ」 俺が出ようとすると 香織の父親が呼び止めた 「大地君は中型免許持ってるよな?」 「はい、バイクはないですけど」 「ワシのバイク使えよ」 父親はそう言ってガレージに向かった
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