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すると、突然ミリアは顔を赤く染めて境哉から離れた。
ミリアは袖で涙をゴシゴシ拭う。
ミリア「え、えとね!?
あ…あ…あんたが暗い顔してるから慰めてあげたのよ!!
あ、あああ有り難く思いなさいよね!!」
ミリアは境哉から目を逸らす。
境哉はミリアを見つめる。
ミリア「そ、そんなに見ないでよ!
恥ずかしいからッ!!」
境哉「ミリア……ありがとな……」
境哉はミリアの頭を優しく撫でた。
ミリア「…き………て」
境哉「えっ?」
ミリア「な、なな慰めてあげたんだからだだ抱きしめて!!」
境哉「何でそうなるんだ?」
ミリア「さ、寒いのよ!
この時期は!!」
境哉「家ン中入りゃいーだろ……」
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