プロローグ

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「あ、チケットなら持ってますから…」 その様子を見ていた母親が男に言う。 「あたしももってるよ」 少女が首から下げたピンク色のポシェットからチケットを取り出して、背伸びをしながらカウンターに差し出した。 「準備がいいですね」 男が笑いながら二人を奥の扉へと案内する。 「僕も一緒に入りますよ」 言いながら男は奥の扉を開けた。
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