親のいない生活

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小学校4年生になった。新しい生活の場所、それは養護施設。親のいない子供や親から見放された子供達が集団で生活する所へ行く事なった。初めは不安でいっぱいだった。知らない子供達と一緒に生活するなんてとてもじゃないけどできないと思った。その養護施設には下は3才から上は高校3年生までが20人ぐらいが1つの集団で4つのグループに分かれて生活していた。グループ分けは東西南北になっていて自分は西棟に入れられた。施設の先生が自分達の親代わりという訳だ。そこには当番がある。食事を作る食事当番や掃除をする掃除当番といった感じで。まさに集団生活なのである。自分はそこに高校3年生までいた。今思えば自分の人生のなかで養護施設にいた時が一番大変だったのかなぁと思う。
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