君と見た海
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しばらくして君はやっと落ち着いた。 少し赤くなって、 恥ずかしそうに、 それでも君は僕の腕の中にいた。 君は静かに歌い出した。 君の唇がそっと紡ぎ出した歌は、 静かに僕の胸に染みていった。 ねぇ、 苦しんだ数だけ幸せになれるなら、 僕らの未来は明るいはずだったのにね。 今君は僕の隣にいない。
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