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隣の魚屋、坂田さんは救急車を呼んだが間に合わず、亡くなってしまった。
「いったい誰が、何のために…」
孝夫は恐怖でいっぱいだった。それはそうだろう。何お隣さんが殺されたのだから。
数日後、坂田さんの通夜が営まれた。
商店街のみんなが参加した。坂田さんの奥さんとお子さんが泣いている。
「あなた…いったいどうして…」
「パパァ~!何で死んじゃったのぉ~エグッヒグッ…」
先日、孝夫は警察に行っていた。もちろん、第一発見者だからだ。
「え~野村孝夫、さん。あなたが第一発見者ですね?」
「そうです。」
「あなたは何時ごろ、坂田さんの死体を発見したんですか?」
「午前5時過ぎです。」
「その時、怪しい人物などを見かけませんでしたか?」
「怪しい人物…?あっ!!!」
「いたんですね?」
「はい。完全にフードを被ってどっかに走り去った怪しい人が。」
孝夫は、自分の知っていることを全部話した。
そして、坂田さんの死因が首を絞められての窒息死だと聞いた。
しかし、手で首を絞めたわけではなく、何かを使ったらしいが、凶器はまだ見つかってないらしい。
「早く犯人、捕まればいいなぁ…。」
孝夫はそんなことを考えていたが、その期待はすぐに裏切られることになるのだった。
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