2:悲劇の連鎖

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隣の魚屋、坂田さんは救急車を呼んだが間に合わず、亡くなってしまった。 「いったい誰が、何のために…」 孝夫は恐怖でいっぱいだった。それはそうだろう。何お隣さんが殺されたのだから。 数日後、坂田さんの通夜が営まれた。 商店街のみんなが参加した。坂田さんの奥さんとお子さんが泣いている。 「あなた…いったいどうして…」 「パパァ~!何で死んじゃったのぉ~エグッヒグッ…」 先日、孝夫は警察に行っていた。もちろん、第一発見者だからだ。 「え~野村孝夫、さん。あなたが第一発見者ですね?」 「そうです。」 「あなたは何時ごろ、坂田さんの死体を発見したんですか?」 「午前5時過ぎです。」 「その時、怪しい人物などを見かけませんでしたか?」 「怪しい人物…?あっ!!!」 「いたんですね?」 「はい。完全にフードを被ってどっかに走り去った怪しい人が。」 孝夫は、自分の知っていることを全部話した。 そして、坂田さんの死因が首を絞められての窒息死だと聞いた。 しかし、手で首を絞めたわけではなく、何かを使ったらしいが、凶器はまだ見つかってないらしい。 「早く犯人、捕まればいいなぁ…。」 孝夫はそんなことを考えていたが、その期待はすぐに裏切られることになるのだった。
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