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レノアスは通学路にあるコンビニに来ていた。
(腹減ったー、おにぎりどれにしようかな?
梅、昆布、シーチキン、サーモン、ネギトロ、鳥五目……全部でいいや)
結局問答無用に全種類をカゴに入れてレジに向かう。
普通なら店員は驚くだろうがレノアスは常連客だから問題ない。
「君ーなんでこんな食べてるのにそんな細いのよ?」
もはや知り合いレベルの店員が親しげに話しかる。
レノアスは
「育ち盛りだからな~」
と笑顔で言うと、手を振りながらコンビニを出ていった。
それでいいと思っているのだろうか
(学校始まるまで一時間弱あるし飯食っても余裕で勉強できるな)
上の方に学校が見えてきた。
GFSの校舎は台地に立っている。そのため坂を上らなければいけない。
(この坂がきついんだよな―)
どんな驚異的な身体能力があろうと、疲れるものは疲れる。
そして家を出て約30分後、レノアスは教室に到着した。
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