第2章 テスト→睡眠不足

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レノアスは通学路にあるコンビニに来ていた。 (腹減ったー、おにぎりどれにしようかな? 梅、昆布、シーチキン、サーモン、ネギトロ、鳥五目……全部でいいや) 結局問答無用に全種類をカゴに入れてレジに向かう。 普通なら店員は驚くだろうがレノアスは常連客だから問題ない。 「君ーなんでこんな食べてるのにそんな細いのよ?」 もはや知り合いレベルの店員が親しげに話しかる。 レノアスは 「育ち盛りだからな~」 と笑顔で言うと、手を振りながらコンビニを出ていった。 それでいいと思っているのだろうか (学校始まるまで一時間弱あるし飯食っても余裕で勉強できるな) 上の方に学校が見えてきた。 GFSの校舎は台地に立っている。そのため坂を上らなければいけない。 (この坂がきついんだよな―) どんな驚異的な身体能力があろうと、疲れるものは疲れる。 そして家を出て約30分後、レノアスは教室に到着した。
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