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「はい、今日は予定通り一時間目は歴史、二時間目は国語で、三時間目に数学のテストだからみんな頑張ってね。」
(今日は三時間で帰りだからー帰って掃除して勉強だな)
レノアスはヨーロッパ人並みに時間を気にしているらしい。
「あと3分で一時間目始めるからみんな準備してー」
キーンコ-ンカーコ-ン
「では始め!」
カリカリカリ
教室にペンの音がこだまする。そのなかでレノアスは……
口元を緩めて小さく微笑んでいた。
(今回分かんないのないんじゃねーか?歴史で負けはないな……
ってぇぇ!ミルファの奴もう寝てるよ、まだ開始20分だぞ!?)
今度は苦笑いしている。
(なにかんがえてんだろ?)
ジェイドは斜め後ろからそんなレノアスを観察していた。
もちろん、すでにジェイドの答案用紙は全部埋められている。
この残り時間ジェイドはレノアスの観察日記的なものを用紙の裏に書いて暇を潰していた。
そして二時間目、三時間目と時間が過ぎていった
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