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帰宅後
レノアスは取りつかれたように何回も何回も復習を繰り返していた。
そして日付がかわって現在AM4:00
夏だったら空が白み始める頃合いだろう。
「完璧だ……さて寝るか~寝ないと頭働かないからな」
携帯のアラームを6時に設定してレノアスはズルズルとベッドに潜り込んだ。
「やっぱりジェイドの勝ちだね」
「レノアスがジェイドに勝てるわけないって」
「……私のために勝つって言ってたのに」
ピピッピピッピピッ
ガバッ
レノアスは汗だくで起きあがった。
「おい夢かよ、たちが悪いな……シャワー浴びよ」
縁起の悪いことこの上ない夢だ。
(ハァ-絶対に負けられない!)
昨日よりもさらに気合いをいれて用意を済ませ、レノアスは家を出た。
(まさに秋晴れって感じだな)
レノアスは空を見上げて、頷くとコンビニへ向かって歩きだした。
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