第2章 テスト→睡眠不足

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「スー……スー…」 規則正しい寝息。ミルファが机で腕に頭を乗せて寝ている。                 (こんな早く来て寝てるよ~………… 小動物みたいでかわいいな) レノアスはなんとか邪念を振り払う。                 「風邪ひくぞ~」                  とりあえずレノアスは上着を掛けてあげると、おにぎりの山と対峙した。 「いっただきまーす」 昨日の二倍の高さの山がどんどん崩壊していく。 「ふにゃ~…ん?」 ミルファが起きたみたいだ。 「おはよーミルファ」 レノアスは馴れ馴れしい気もしたが、ミルファ頭を撫でてみる。 ミルファは寝ぼけているのかしばらくぼーっとレノアスが食べているのを見ていた。 「好きなやつ食べていいぞ?」    「うんっ」 食べたかったらしい。ミルファはシーチキンと昆布を口に運ぶ。ミルファが食べ終わると山は崩れ去った。 「「ごちそうさまー」」 レノアスとミルファはお腹が満たされて幸せそうだ。 「あっこれありがとー」 ミルファがレノアスに上着を返す。 「何であんな早い時間からここで寝てたんだよ?」 レノアスは笑いながら聞いてみる。 「まぁ、私も君に負けてられないなってきたんだけど寝ちゃった」 ミルファは少し恥ずかしそうに赤くなって笑う。 「そっか、じゃあ最終確認いっとく?」                 「うんっ」 レノアスとミルファはいっしょに机に向かうことにした。 ミルファに復習が必要なのかは甚だしく疑問である。
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