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学校の門まで着くと、毎回決まった調子で大勢の女子とすれ違う。
今日もまたその時間がやってきた。
あぁ…ウザイ…。
「キャーーー!!」
どどどどど…
あわわわわ…
お目当ては勿論私じゃなくて、その後ろにいる奴。
頼むから朝くらい静かにしてくれ。
私はその騒ぎを無視して止まることなく校舎に入った。
私の隣にいた茉莉子は、いつの間にか忽然と姿を消していた。
これも毎度のこと。
好きだねぇ…
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