74人が本棚に入れています
本棚に追加
すると死神は、
「まー、出来ないこともないんですが…一度入れた魂は私の力では出せませんよ?」
と言った。
「それって、一回オレが美咲さんの身体に入ったら、ずーっと美咲さんってコト!?」
「はい。そうなりますね。」
「…美咲さんはどうなるの?」
「あなたの代わりにあの世へ連れて行きます。 入る身体のなくなった魂をあの世へ連れて行くのがワタシの仕事ですから。」
「え!?そんなの駄目だよっ!」
広太は慌てて言った。すると、
「私は構わないですよ…?あなたが断ったとしても死ぬつもりですから…、もともと死ぬつもりだったんだし…。」
と言う美咲。
「そ、それはそうだけど…。 う~ん…。」
広太は考え込んでいる。
最初のコメントを投稿しよう!