広太の死

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「じゃあ 母さん!また来るよ!」 そう言って彼は病室を後にした。 彼の名前は二ノ宮広太(にのみやこうた)。明るく活発な高校三年生。 今日は、学校帰りに、地元の小さな病院に来ていた。わりと病気がちで入退院を繰り返している母親の見舞いに来ていたのだ。
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