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どのくらいの時間がたったのか…。
気が付くと病院の門の前に立っていた。
「アレ!??」
広太は自分の両手、両足、辺りを見回している。
(おっかし~な~、なんか何かが降ってきた気がしたんだけど…。)
するとその時、後から声が聞こえた。
「お迎えにあがりました。二ノ宮広太さんですね?」
「え?」
振り返ると、一人の小学生くらいの男の子が立っていた。
黒い服に黒い靴、そして、黒いマントのようなものをまとっている。
「え?迎え?何の?」
不思議そうな顔をして広太が聞いた。
するとその男の子はニッコリと笑って言った。
「あなたの魂のですよ。あなたは死にましたから。」
「は!!??」
広太はワケがわからず、そのまま固まっていた。
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