悲劇の小屋

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「入っても良いかしら…」 アリスは帽子屋の方を向き小さく呟くように言った。帽子屋は、少し悩んだが三月ウサギやヤマネにこの事を話せば分かってくれると思い、アリスを招く事にした。 「入っても良いんじゃないか?…俺は一応中の奴とは知り合いだし…話をすれば大丈夫だと思う」 「知り合いなのね!じゃあ入りましょう!」 帽子屋の言葉を真っ直ぐ受け止めたのか、アリスは帽子屋の手を引いてノックもせずに中へ入って行った。
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