森の隣の小さな小屋

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陽が沈む頃、森は深い緑に染まり、小屋は赤く染まっていた。 夕陽は青い空を真っ赤にして沈んでいく。 暗い暗い夜を作るために。 帽子屋が飲み干したティーカップをテーブルに置くと同時に、三月ウサギがいきなり席を立った。 何だ、とヤマネと帽子屋は三月ウサギを見上げる。 「もう今から森へ行くのは危険だから、今日はここに泊まれ」 命令形な言葉に、帽子屋は眉をひそめた(ような仕草をした)がヤマネはにこにこ笑いながら返事をした。 「お言葉に甘えますね」
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