宝石

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流石にそれは、淑女に対して無礼な事なので、寝台は別にした。   寝台に眠る鶯をみて、私はふと、昔の事を思い出した。 「蒼…様ぁ」 鶯が、笑って私の名前を呼ぶ。 私の本当の名前を、呼んでくれた頃の鶯は、もう居ない。 あの頃の彼女は、私が封印してしまったのだった。 今私の目の前にいるのは…   私が呪いをかけた  私の…
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