一球のボール

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「でもさ、直輝君。兄ちゃんはなぁ、誰よりもたくさん練習して、誰よりも努力して、誰よりも上手くなりたいって思いながら頑張ってたよ。」 鷹義が恵介のフォローに入る。 「そうだなぁ。やっぱりあの頃は何よりも、体育館にいる時間のほうが楽しかったからなぁ。まぁそりゃ今も変わらないけどな!!」 鷹義の言葉でちょっと機嫌を良くした恵介は笑っていた。 「直輝君もバスケやろうよ。俺と恵介で教えるからさ!!面白さは保証するよ。」 鷹義がニコッと笑っていってくれた。
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