一球のボール

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セミが鳴く暑い日に、一球のボールによって直輝の今後の人生が大幅に変わっていった。 無論、直輝だけでなく、恵介や鷹義の人生をも左右するのは、知る由もなかった。 これが人生の転機と言う奴なんだろう。 青空を見上げて、近い将来、自分がこの2人と一緒にバスケをしている状況を考えると直輝には微笑ましい未来だった。
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