ヤバメな入学式

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                   顔をひきつらせながら榊の部屋を出た。                                      「ないな。これはない。」                    だって椎名だよ? 椎名ってあの椎名だよ?                    椎名がここの三男なわけないじゃん。                    と言い聞かせながらも気になりだした私は部屋に戻る事なく大きなリビングに向かう事に。                    「本当に自分でも思うけどこれはないわ~。見つかったら即つまみ出されるし。」                                                        と言いながらもリビングのドアを開けられずにいる。                                      ちょっとだけ……                                      反対側のドアだからちょっと覗き見した位で気づかれない……筈!!                                      説得力ないな~私💧                                                         何がともあれ私はドアをそ~っと開けて中を見た。                                                                                                                                 あれ?                                                                                                              中には誰一人席についている人はなくガラッと寂しい光景だった。                                                        「夕食…終わってたんだ………」                                                       
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