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「椎名!!あんた……弟って……まさか…」
椎名がここの三男!?
「なんだよ…😒つうかお前も兄貴打ったってまじかよ」
チャラ男を……私が打ったって……
昨日のことのようによみがえる記憶はかなりしっくりきた。
そう初日。初めてチャラ男に会った日の事を。
「あぁ。だってあれはチャラ男がキスしようとしたから……
「はぁ?兄貴がお前みたいなチビ相手にするわけないだろ?いるんだよな~。そうやって被害妄想するやつ。」
「なっ…!!チビって何よ!!あんただって私と大差変わらないじゃない身長!」
私と椎名の間で火花が散る。
「そんな事よりさ、マリちゃん俺の名前皐月(サツキ)何だけどさ……」
「気安く呼ばないでよ‼」
噛みつくようにチャラ男を睨むがチャラ男はニコニコしたまま動じる事はない。
チャラ男はクセなのか初日と似たグラサンをポケットから取り出しテンポよく耳にかけた。
それを見て金髪少年は顔を歪める。
「って兄貴!!グラサンかけるの止めろって言っただろ!!何さり気にかけてんだよ」
慌ててピシャリと皐月からグラサンを取る椎名。
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