ヤバメな入学式

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そんなチャラ男のノンビリさにムカッときてキッと睨みつけた。                             大体言い争ってるのはあんたのせいでしょうが!!                              心の声が喉まで通りかかったが冷静さをなんとか保つ。                    いかんいかん。                    何私ムキに…… ぐっと声をこらえる。                                      「とにかくさ、2人を喧嘩させにきた訳じゃないからさ。たまたま会っただけだし、それにこれからも顔あわせる訳だし。宜しくね?」                    言った本人はギャンギャン五月蝿い椎名を引き連れ去っていった。                                      「一体何なのよ」                                      二人の去っていく背をぼんやり眺めていた私の服の肩が少々ズレ落ちた。
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