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「夏美ぃ~😭」
解放され安心感の余り少しの涙と共に夏美に飛びついてしまった。
「Σぉわ。大丈夫みたいだな😁」
私は甘えるように夏美の胸に顔を押し付けたら"あはは"と少し照くさそうに夏美は笑って言う。
「いやさ~。休み時間散歩途中この場所いっつも通るんだよねー。でバッタリここで居合わせたから……。本当ビックリしちゃった…」
「でも何で助けてくれたの?」
私の口が疑問を述べた。
昨日会ったばっかりの人間を助けてくれる人なんてそこそこいないし有り得ない。
そんな私の思いも余所に夏美は口をひらいた。
「ぇ?だってもう友達じゃんあたし等✨」
友達……
私は内心その言葉に嬉しかったのかもしれない。
不安な表情から再び笑みがこぼれる。
「有難う。」
きっと夏美は出会ったら友達みたいな解釈をしているのだろうけどそれでも私は嬉しくて堪らなかった。
「ん?なんだこれ?」
私が離れると直ぐ目にしたものは一枚の写真。足元に落ちているのに気づいた夏美はそれを拾い上げた。
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