持つべきものは友達

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                   「あっれ?これって一年で超有名人の神山家三男じゃない?」                    そう昨日私と絡んでいた人間であり、さっきの先輩方のアイドルでもある人間。                                      神山 椎名だった。                                      「超有名人って……💧大げさ過ぎない?」                    「いや、だってマジで有名人だし。ここの父さんスゴいらしいよ😒?まあ三男坊もスゴいらしいけど。」                                      そうだったんだ💧 あの椎名が…。 だだのマセ餓鬼かと思ってたけど…何故だかあの家を見ると納得してしまう。                    「茉莉ちゃん!!」                                      呑気にそんな事を思っていると今度は草村から榊が飛び出してきた。                    「榊!?」                    見れば榊の瞼にはいっぱいいっぱいの涙がたまっていた。                    「朝礼終わっても帰って来なかったから…ビックリしましたよぅ~……😭」                    「ごめんごめん💦大丈夫だから、さ?」                                      そう言って崩れ行く榊の表情を上から覗いた。                                       可愛いな。                    私は苦笑しながらそんな事を思ってた。                    「あーーー!!」                    そんな様子の中いきなり夏美が声を張り上げ雄叫びを上げた。                                      私達二人は何だ何だと言うかのように夏美を見据えた。 「あ、あんたって……」                                      夏美が目をまるくして指を指した相手は榊だった。
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