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「これっ……あたしの上靴!」
「むふふ♪ゴミ箱で見つけたんです。」
榊の可愛い表情を見ると共にポツポツ私の中で嬉しさが込み上げてきた。
「有難う榊!!もー大好き!」
人目をきにする事なく私は榊に飛びついた。
榊も周りなんか気にせず私に接してくれる。
普通イジメ?られたらみんながみんな私を引くだろうけど榊と夏美は違ってくれたから凄く嬉しい。
それに前の学校からかなり離れて見知った顔はないから正直こんないい友達出来るとおもわなかったんだ。
ガラガラと教室のドアを開けると一部椎名と同じ中学だったと思われる女子達が私を睨みつけてきた。
でも私は全然気にしないし相手にもしない。
だって私には精神をも安定させてしまうほどの強い味方が出来たから。
席までの足取りは軽かった。
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