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流石、と言ったところで。
彼女は今日もきらきら笑う。
僕の口角は上がり、幸せな気分でいっぱいになった。
今日もきらきら、みずみずしく、晴れやかだ。
完璧である。
そんな風にきらきら星を飛ばしながら彼女は言った。
「好きな人できたんだ」
「告白、しないのかい」
今度は言葉になんかつまらなかった。
我ながら上出来である。
彼女は、また言う。
「言葉にしたら、それはそこで、おしまいになる気がする」
「、そんなこと ないよ」
彼女は目をまんまるくさせてこっちを見た。
「証明、してみせようか」
きらきらの空気吸い込んで、好き、と高らかに。
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