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通り過ぎる朝の景色
公園の木立を抜けて
ささやかな寄り道をする
柔らかい朝の陽のフィルターが
正しい姿を遮ったのか
それとも
それほどまでに眩しく感じたのか
今の私にはわかりません…
ただ
その光りが焼き付いて離れません…
貴方の存在を意識していました
すぐそこに背中があるのはわかっていました
かかるはずもない声に
期待ばかりが膨らみました
手渡されたのは
一枚の紙
添えられた一言に
軽い眩暈を覚えました…
貴方の声で
貴方の視線で
貴方の手で
貴方の全てが
私の周りの空気を奪った瞬間…
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