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やはり、義元は丸根城、鷲津城を落とし油断していた
桶狭間、田楽狭間とはもっとも奇襲に適した所で、出来れば避け通るならば細心の注意をはらって、急いで通り抜けなければいけない危険な場所である
信長軍が太子ヶ根に着いた頃、空は雨雲におおわれていた
信長→大雨のこぬうちに登りきれ
太子ヶ根は小高い丘陵である
斜面はさほどではないが、桶狭間には急勾配である
信長は太子ヶ根の斜面を登り始めた
頂上からは真下に長い一列の形になった今川軍が見える
その時音をたてて大粒の雨が降りだした
信長→これぞ、天の時だ!地の利もこちらにある いざっ攻め下れ
織田軍は山を下り桶狭間に雪崩こんだ
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