♈プロローグ♈

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「あともうちょいで、進級でしょ?クラス変わったら治まるんぢゃない?」 母はたばこに手を 伸ばし、 それに火をつけた。 「ママのわからずや!今行ってる学校 いじめが激しいて 聞いてたじゃん!   それに、今日、 いじめのない学校 の話聞いたんだ。」     ふぅ、、、 母は煙をふかし、 こう言った。 「それ誰に聞いたの?」 「その学校の先生から、、、」 母は溜め息ついて、 「はぁ、、、もし、偽物だったらどうすんよ、、、。」 この言葉が彩の心に 突き刺さったが、 めげなかった。 「行ってみなきゃ わからないぢゃん!」 彩は母を見て言った。 ふぅ、、、 「わかった。彩がそこまで言うなら賛成するわ!パパが帰って来たら話すんだよ」 「わかった。」 彩は笑顔で答えて、 リビングを後にした。
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