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はぁはぁ、、、、、
彩は息を切らしながら
屋上へ階段を
昇っていった。
カンカンカン、、、、
もうすぐ、屋上に
続くドアが見えて來た。
「もうすぐだ!」
最後の力を振り絞り、
駆け上がり、
バンッ ギギー、、、
勢いよく、ドアを開けた。
はぁはぁはぁ、、、
彩はゆっくり2と
前に進み、
柵♓のかかっている
端までたどり着いた。
春を感じる、
ほんのり温かい風が
彩に吹きかけた。
「ん~気持ちいい。」
ここは、彩の唯一、
癒しの場所だった。
しばらく、景色を見て
いたが、
「よし、、、」
彩は鞄を手から離し、
柵に足を掛けた。
ギギ、、、
もうかたっぽの足を
柵から乗り越えようと
したとき、、、、
「、、、、やめなさい」
屋上の入口から声がして、
彩は柵から降りた。
「なんですか?」
彩がそう言って
振り向くと、
ドアの前に、
髪の長いかわいらしい
女の人がいた。
その人は、
彩に近づき、
「「どうしたの?」」
と尋ねてきた。
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