始まりの世界

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 あの日、世界は何の前触れも無く崩壊した。  街は瓦礫とかし、政府・文明・法・モラルの全てが消えていった。  そして、この事態が始まりだと言わんばかりに、動物や植物は進化を進め、弱きものを次々と淘汰していったのである。  もちろん、人も同じことを始めた。  力を得た者達は、その能力を武器に次々と勢力を広げあらゆる物を手に入れようとした。  それに対し力の伸びがなかった者達は、徒党を組み数の力で勢力を得ていった。  力の無い、また仲間のいない者達は生き残るすべの無い暗い混沌の世界の始まりであった。
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