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青年が日本刀を捨て眠りについた頃…
日本刀から妖しげな光りと共に茶色く油ギッシュな昆虫がカサコソと這い出てきた。
「ふぅ…酷い目にあったわい…まさか捨てられるとは…」
なんて事を呟きながら刀の柄に這い上がり青年が眠っているであろう部屋をながめた。
「しかしやっと見つけた宿主だからのぅ…これくらいの事で諦めはせんぞ。」
そう言うとまた妖しげな光と共に昆虫は刀に吸い込まれた。
そして刀が不思議な力によって浮き上がり青年の部屋へと吸い込まれたのだった。
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