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10月も半ば…秋も深まり街は寂しい気持ちになる色合いに包まれていた…
しげは9月に失恋していて、この季節しげは…より一層寂しさを増していた…
そんなある日…
高校の同級生達から一本の電話が…
『何してる～どうせ暇でしょ』
…失礼な電話だ
…俺だって忙しいんだ!
しかし、同級生は続けて…
『どこで暇潰してるの？』
…かなり失礼な人達だ
…俺は仕方なく正直に…
『パチンコ屋…』
『やっぱり暇じゃ～ん』
…その通り…暇でした
『今、由香(仮)がこっち帰ってきたからみんなで飲も』
由香(仮)も高校の同級生で卒業後、東京の看護学校に行ったのである…
…勘の鋭い人は気付いたかもしれないが、前の彼女と同じ看護学校だ…
高校時代はあまり話した記憶が無い…ただ俺の友達と仲が良かったので何度か一緒に遊んだかな？
…まぁ暇だし、いいか
飲みに行く事にした…
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