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ミチカちゃんはますます慌て出したので、上手くネクタイを直せない。
「あのね…ミチカちゃん。とりあえず落ち着かない?」
私はなだめる様に、ミチカちゃんの肩に手を置いた……が、さらりと交わされてしまった。
「ゴメンねキサキ…あたし先に行ってるよ!2人は具合が悪くて遅刻するって、言っておくから安心して!!」
「あのね?ミチカちゃん……話を…」
ミチカちゃんは慌てているというよりも、パニックに近い状況だ。
こうなるともう何も聞こえない。
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