第1章「悪夢」

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『作曲は出来ても、子育ては無理だったな』 確かに、俺は父親らしいことは何一つ出来なかった 「僕のお母さんは、あんたの惚れたナポレオンに殺されたんだ!!!!」 知らなかった… 『奴は皇帝となり既にウィーンに進行を始めている』 彼は違うと思っていた… 『お前はそんな奴に曲を献上したのか?』 違う…違うんだ… 『今も奴らはお前の曲を口ずさみながら、人を殺し続けているのだぞ!!!!』 彼だけは違うと思っていた… 『自分の音楽で戦争を食い止める?それこそ思い上がりも甚だしい!!!!』 信じていたのに…… 『あーっはっはっはっはっは!!!!!!!!』
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