プロローグ

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確かに夜魅の気まぐれは今に始まったことではないのだが…。 しかし、今日のこれは、助けてくれたといえるのだろうか? あんまりな仕打ちだ。 お願いします。助けてください。 とまで言わせておきながら、また元の場所へ落とすか普通!! 玲羅の怒りは、先ほどの出来事を思い出したことによりさらに増した。 あいつは魔性の者だ。 自分本位の生き物であり、好奇心の塊のようなものだ。 たぶん、この地下にいる何かが気になり調べに行ったのだろう。 安全な場所から、アリ地獄の中心部分を見る。 きっと、この下にいる! じっと地表を見つめ動くものはないかと眼をこらす。
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