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「あ、あのさ、栞、本当に離れて―――」
ペロッ
「うひあぁぁぁ!?」
何を変な声を出してるかって?
栞に首筋を舐められたんです。
「栞ぃぃぃ////!!?」
「ウフフフフ~」
勉強させて~////!!
だ、誰かぁぁぁ////!!?
ガチャ
「真ちゃ~ん!お姉ちゃんが添い寝しに来てあげたわよ!…って栞あんた何してんのよ!!?」
…これは助け船なのか、それとも更なる厄災なのか…。
「お兄ちゃんとイチャイチャしてるの~!ね~お兄ちゃん」
「何ですってぇぇぇ!?真ちゃんは私とイチャイチャするのよ!!」
ムギュ
「ちょ、朧姉さん////!!?」
か、顔が姉さんの胸の谷間にぃぃぃ////!!?
「真く~ん。今夜も一緒に寝よ~…って、二人共何やってんのよぉぉぉ!!?」
はい、厄災更に1人追加~。
この流れから行くと多分…。
「真~!一緒に寝ようぜ~!…って、お前ら何やってんだよ!!?」
その後予想通り四人でギャイギャイと騒ぎだす始末。
もちろん僕の言葉は聞いてもらえない。
(…僕…大丈夫かな…)
編入試験に受かるかどうか本気で心配になってくる僕をよそに、夜は更けていくのであった。
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