チサ

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心躍らせた初登校、 ボクの入学した中学はごくごく平凡な、家から歩いて10分程度のO中学校 「人…多っ!」 第一印象だった。 1学年平均10クラス、1クラス平均40人、学校全体1200人のマンモス校 「つーか靴箱どこよ…。」 人も多けりゃクツバコも多い とりあえず同じパリパリシャツの同類項についていってみることにした 「もしかして8組とかじゃないですか?」 !!? いきなり後ろから声をかけられた 「…そう、だと思うけど。」 まだ幼さの残る初々しい顔立ちの新入生特有の微妙に長めなスカートに包まれた、いかにも可愛らしいという表現が適した女の子だった。 (よくピンポイントでオレの入学するクラスが分かったな…?。) 「よかったァ!中学入学からこっちに引っ越してきて…!友達もいなくて…!この学校って…!って…!って… …! …」 ねぇ、とりあえず落ち着かない?笑 「…!! あっ!ゴメン!!久々同世代の子と話したがら嬉しくって。」 ふーん。そんなもんなのかな?やっぱ。 まぁ俺も誰かと話したい気分だったしちょうどよかったって思った。 「8組?って聞いてきたんなら、もしかしてキミも?」 問いかけてみた 「そうっ!!」 よくわかったね? 「なんとなく。うん!なんかそんな気がしたから!」 勘が鋭い子だ 「名前は?」 「アタシ!? チサだょ! 三船千紗☆」 これがチサとのファーストコンタクトだった
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