592人が本棚に入れています
本棚に追加
/57ページ
「三上ィッッ!大丈夫ぅッッ!?」
優のまだ少し高めの声が聞こえて、はっと我に返る。
俺は・・・男にまで嫉妬したのか・・・?
「拓ぅ!何してるのぉ!ダメだよ!いきなり突き飛ばしたらぁ!」
めったに見たことない優の怒り顔。怒り顔といっても可愛いが、
俺には優のそんな顔を見ていることが出来なかった。
まだ明るい空が出ている昼の校庭に俺は飛び出した。
怒り顔の優と、なにがなんだか呆然としている三上が残ったー・・・。
最初のコメントを投稿しよう!