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帰ってきてからは、さらに俺には耐えられない出来事が待っていて・・・・
帰ってすぐに俺は部屋にこもった。また、優を見ておかしくならないように
しっかりと鍵をしめる。そして窓際の端にあるベットに思い切りダイブした。
ボスン!と大きな音がしてマットが沈む。一階で、母だろうか?
「わっ!」っと音に驚く声がしたが聞こえなかったフリをした。
・・・少し気がまぎれた。
本気で考えた。俺について。優のことをどう思っているのか。
目を閉じるー・・・。開け放しの窓から風が入り込みカーテンがさわさわと音を立てた。
風が止まると隣の部屋から優のやっているゲーム機のボタンの音がカチカチと聞こえた。
考えても頭には優の笑顔ばかりが浮かんで、考えることができなくなった・・・。
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