気付く

4/5
前へ
/591ページ
次へ
(あの足、宙に浮いてねぇか?)     そうでなければ、パンプスはドアフレームに邪魔されて見えないはずだ。   思わず「ふはっ」と 声を出してしまった。     そのとき、足はすうっと闇に溶けるように消えて行った。     消えた足と入れ替わるように、 今度は足のあった場所に何かがぼぅっ、と現れた。
/591ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1000人が本棚に入れています
本棚に追加