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と、その時
金属と金属が激しくぶつかり合う音がその場に谺する
激しい音を余所に自らにはなんの痛みも無いことについ、拍子の抜けた声をあげてしまう
海人「へっ?」
目を開くと、目の前にもう一人男が増えており、さっきの男と剣を交えている
「こうした方が早いと思ったからな♪」
まだまだ余裕がありそうな声でそう言う男
「くっ……」
一端、距離を取るものの、策が無いのかさっきの男は苦し紛れに切りかかって来る
しかし
「お前の剣は死んでいる…」
無論、何処かで聴いたような台詞に突っ込みを入れる余裕は海人には無かった
襲撃者が振り下ろした剣を彼は刀で受けながせば、その刃はそのまま地面を叩き、剣の形が分からなくなるほどに崩れさってしまう。
「なっ……これが五剣帝の力か……くっ」
そう言い終えると襲撃者はその場から退いた、いや、逃がされたが正しいだろうか。
「じゃぁ~なぁ~♪」
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