始まりの朝

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――――これは夢…か…… 目の前に広がる風景はいつもとなんら変わらぬ朝の自分の部屋… ――だが‥なにか頭の中に引っかかる。 そうだ。静か過ぎるのだ…… ……よいしょっ‥と… 寝起きでいうことの利かない身体を起こし立ってみる。 ――やはりおかしい、なにかが違う 例えていうのなら、自分の前に大きな画面があって、そこから覗いている。 そんな感覚だ。 ……そこで不意に『夢』から醒める。 「――やっぱり‥ユメだったのか…?でも、変な『夢』‥だったな…。」 ふと、目覚まし時計をみる――――と、[8:37]。 また眠りに入ろうとする―― 「……、………‥」 もう一度時計を見直す‥[8:39] ガバッ!! 彼はベッドから跳ね起きた。
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