始まりの朝

8/8

9人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
秋奈「………………」 ゴゴゴゴゴッ…とジョ●ョさながらの轟音を響かせる秋奈の背後に何かが見えた気がした 秋奈が慧也との距離をじりじりと詰めていく 慧也「オイッ秋奈……早まるな……秋奈…?……秋奈ちゃ~ん(涙)」 秋奈は足を思いっきり蹴り上げた ……すると真綿を叩いた時のような鈍い音が。 海人「…なっ…急所……」 慧也は声も出さずにその場にうずくまった 秋奈「もぅ…知らないっ!」 そういうと秋奈は自分の席に戻った 海人「無くなったか…?」 むくりと慧也は起き上がると身体をくねらせながら 慧也「そうみたい…」 ウフンッ。とウィンクと投げキスを放つ 海人「本当に使えなくしてやろうか?」 慧也「調子に乗りました…(土下座)」 海人「保健室に行くか?」 慧也「なんのこれしき…(涙目)…それに俺が出席日数ヤバいの知ってるだろ?」 と左手の親指を立てて見せ 海人「そうだったな……。ん…もう授業始まるな…俺は席に戻るよ」 慧也「授業中に居眠りするなよ?」 海人「それは愚問ってヤツだ。まぁ授業始まる前から寝てる奴に言われたくないけどな」 そして休憩終わりのチャイムが響く
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加