第一章

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うん、まぁ確かにかわいさでいえば山瀬さんより上だが、なんか静かなメガネっ娘って感じだな。 「そして一位は!…あれ?どこ行ったんだろ?」 「なぁにしてるのかなぁ?中山君」 「おわぁ!びっくりしたぁ…なっなんでもないぜ?(おい、この子だよ、大地 美羽(だいち みう)っていうんだけどな…)」 「本当かなぁ?なんか女の子にランク付けしてたみたいだけど…そうゆうことしてると嫌われちゃうよ?」 「そんなことしてないよっなぁ相馬!」 …俺にふるな! 「え…まぁ、してないっつったら嘘になるけど…」 「おいっ相馬!」 「ははぁん…中山君は嘘までつくんだぁ、へぇ…」 「いやっ、そういうわけじゃ…」 「相馬君…だよね、中山君がこういうこと考えないようによろしくね」 「はいよ」 なんだろう、かわいさはさっきの二人とそんなに変わらないのに、すごく女の子らしいっていうかなんていうか… 「…なっ?かわいいだろ?」 中山がそう言うのに肯定するのはしゃくだけどな… 確かにかわいい、顔だけじゃないんだよな、なんだろ? あの人なつっこい笑顔がやけに頭に残るんだよね。 「まさか惚れたのか?」 坂中…俺だってそこまで軽い男じゃねえぞ?
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