邂逅

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「栢山様、様々な人にお願いしましたが皆断ります。貴方様しかおりません。この道場を守って頂けませんでしょうか。」 さなこは手を添えて深々と頭を下げた。 「……わかりました。拙者で良ければこの仕事引き受けます。」 「本当ですか。ありがとうこざいます。」 安堵の息をさなこは漏らした。 さなこと七日間の約束と給金はその日払い。 夜から明け方までの警護となった。 許可を貰い道場内を隅々まわった。 至る所を見回しても狙われる原因は、考えてもわからなかった。
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