邂逅

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こん前も物取りがあった時はずっと寝ちょったが、なんかあったら飛んでいくからよろしくぜよ。」 「いや、こちらこそ。坂本殿ね助力をお借りする時がくるやも知れませんので。」 「栢山殿、龍馬でええから。堅苦しいのは嫌いじゃあ。」 そう言いながら龍馬はふと、 「そういえば、栢山殿は腰の大がないぜよ。何を差しとるんじゃ?」 葉水の腰にある一本の杖から視線を離さない。 「ああ、これですか。 私はお金も無いので大を売ってしまい、その代わりに。」 恥ずかしげに葉水は言った。 「それはすまんこと聞いた。許しとうせ。
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